改行コードの種類の「CR」「LF」「CRLF」の意味と違い

改行コードとは

改行コードとは、「改行を実行するコード」です。
改行コードを書くことで、文章の途中などで改行することができます。

改行コードの種類

改行コードには以下のものがあります。
– CR (Carriage Return キャリッジ・リターン)
– LF (Line Feed ラインフィード)
– CR + LF (Carriage Return キャリッジ・リターン + Line Feed ラインフィード)
それぞれの改行コードによって「意味」や「記述するコード」や「対応するOS」が変わってきます。

改行コードの一覧

改行コードの種類一覧
名称 意味 コード 向き OS
CR
(Carriage Return)
カーソルを左端の位置に移動する。復帰。 \r MacOS 9以前
LF
(Line Feed)
カーソルを次の行に移動する。改行。 \n MacOS X以降
CR + LF
(Carriage Return + Line Feed)
カーソルを左端に移動して、次の行に移動する。復帰+改行。 \r\n ← + ↓ Windows

CR (Carriage Return キャリッジ・リターン)

CRは、「Carriage Return(キャリッジ・リターン)」の略で、「カーソルを左端の位置に移動する」という意味です。
改行コードは「\r」で対応するOSは「MacOS 9以前」になります。
向きは「カーソルを左端の位置に移動する」ので「←」になります。

CRについて
名称 Carriage Return(キャリッジ・リターン)
略語 CR
意味 復帰。カーソルを左端の位置に移動する。
改行コード \r
向き
OS MacOS 9以前

LF (Line Feed ラインフィード)

LFとは、「Line Feed(ラインフィード)」の略で、「カーソルを次の行に移動する」という意味です。
改行コードは「\n」で対応するOSは「MacOS X以降」になります。
向きは次の行に移動するので「↓」向きになります。

LFについて
名称 Line Feed(ラインフィード)
略語 LF
意味 改行。カーソルを次の行に移動する。
改行コード \n
向き
OS MacOS X以降

CR + LF (Carriage Return キャリッジ・リターン + Line Feed ラインフィード)

CR + LFとは「Carriage Return(キャリッジ・リターン)」と「Line Feed(ラインフィード)」を組み合わせたもので、「カーソルを左端に移動して、次の行に移動する」という意味です。
改行コードは「\r\n」で対応するOSは「Windows」になります。
向きは「左端に移動して、次の行に移動する」ので「← + ↓」向きになります。

CR + LFについて
名称 Carriage Return(キャリッジ・リターン) + Line Feed(ラインフィード)
略語 CRLF
意味 カーソルを左端に移動して、次の行に移動する。
改行コード \r\n
向き ← + ↓
OS Windows