constとは、constをつけた変数は後から値を代入することができなくなり、誤って値が変わることを防げます。
const 型 変数名 = 値;
int a = 1; //constを使わない
a = 2; //後から値を代入できる
const int b = 1;
//b = 2;のように後から値を代入できない
Console.WriteLine("{0},{1}",a,b);
例を実行するとコマンドプロントに「2,1」と表示されます。
constをつけると定義した変数に後から値を代入することができなくなります。
constをつけて定義した変数に、後から値の代入を書いてビルドしようとするとコンパイルエラーになります。
ですので、誤って変数の値を設定することを防ぐことができます。
複数使う場所があれば一括で設定できる
同じ値を書くところが何ヵ所もある場合は、変数に値を代入してその変数を割り当てます。
そうすれば、値を変える時に1ヵ所変更するだけでいいので便利です。
特に桁数が多い値やファイル名の場合、変数に代入しておけば一回書くだけでいいので、ミスを減らせます。
そしてconstを使えば、その変数に後から値を代入することができなくなるので、誤って値が変わることもなくなります。
int a = 1000; //値を一括で変更できるようにする
a = 2000; //後から値を変更できる
int b = a + 1;
int c = a + 2;
int d = a + 3;
Console.WriteLine("{0},{1},{2}", b, c, d);
const int e = 1000; //値を一括で変更でき、後から値を変えられないようにする
//e = 2000;のように後から値を変更できない
int f = e + 1;
int g = e + 2;
int h = e + 3;
Console.WriteLine("{0},{1},{2}", f, g, h);
例を実行するとコマンドプロントに
「2001,2002,2003」
「1001,1002,1003」
と表示されます。
変数aは後から値を変更できますが、変数eは後から値を変更できません。